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【レバノン】シュフ山地の宮殿群を巡ろう!

レバノンの首都ベイルートの周囲には、山岳レバノンと呼ばれる地域が広がっています。ここ山岳レバノンには主にマロン派キリスト教徒とドゥルーズ派の人々が暮らしており、特に中世末期から近代にかけて、シュフ山地は彼らの政治的な中心地となってきました。筆者はそんなシュフ山地を2019年2月に訪問、その宮殿建築群に魅了されました。

 

①ハマデ―宮殿(Hamadeh Palace)

ハマデー宮殿

 

バークリーン(Baakleen)というドゥルーズ派の町にある宮殿です。ドゥルーズ派の精神的指導者のハマデー家(Hamadeh Family)の部屋を筆頭に、美しい装飾品で彩られた部屋が一般公開されています(無料)。宮殿の前に来ると、ここを管理するハマデー家の末裔の方々が部屋を開けてくれます。

 

ハマデー宮殿の部屋の様子

②ベイト・エッディーン宮殿(Beiteddin Palace)

ベイト・エッディーン宮殿

 

18世紀に権力を握ったシハーブ家(Shihab Family)の宮殿で、バシール2世(在位:1789~1840年)の時代に建設されました。レバノン共和国の建国後は夏の宮殿としても使用されましたが、レバノン内戦が勃発するとこの一帯も戦場となり破壊されてしまいました。現在見られるのは内戦で損壊したのちに修復されたもので、一部はローマ時代のモザイク博物館としても利用されています。

 

ベイト・エッディーン宮殿の部屋の様子

 

③ファハル・エッディーン宮殿(Fahreddin Palace)

ファハル・アッディーン宮殿

 

「月の修道院」を意味する町デイル・アル=カマルにある宮殿です。17世紀に実権を握ったマーン家(Maan Family)のファハル・アッディーン2世(在位:1591~1635年)が築いたもので、一帯には彼の時代に建設されたシナゴーグやモスク、教会などが点在しています。レバノンではファハル・アッディーン2世が建国の父とみなされていることもあり、彼の宮殿のなかにはレバノンに関係する国内外の偉人が蝋人形として展示されています。

 

ファハル・アッディーン宮殿の部屋の様子

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