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【クウェート】2月26日は解放記念日!

前日のナショナルデーに引き続き、クウェートでは2日連続で祝日が続きます。2月26日は、クウェートが自国の解放を記念する日で、この日にもクウェートじゅうで盛り上がりが見られます。

 

イラク占領軍の撤退を記念

放置されたイラク軍の戦車(1991年)

 

1990年8月2日、イラク軍は、クウェートの「挑発行為」を理由に国境を越えてクウェート領へと侵攻します。この奇襲を前に、クウェート軍はほとんどなす術もありませんでした。イラク軍は避難が遅れた首長家のメンバーを射殺し、傀儡国家の「クウェート共和国」(1990年8月4日~8月8日)を設立したうえでこれを速やかに併合しました。以後、イラクは西側諸国の駐在員を人質にクウェートを占領し続けました。
翌年1月17日より始まったアメリカ軍主体の多国籍軍による湾岸戦争で、イラク軍は兵力を大きく削がれます。2月24日から地上軍によるクウェート解放作戦が始まると、もはや敗北が避けられなくなったイラク政府は、2月26日にクウェートを独立国家として承認、翌日には多国籍軍によりクウェートシティが解放され、イラクは28日までに完全撤退しました。クウェート政府は、2月26日のイラクによるクウェートの領有権放棄を彼らの敗北宣言とみなし、この日を解放記念日と定めました。

 

クウェートのナショナリズムが最高潮に

クウェートのナショナリズムが最も高ぶる日

 

ナショナルデーから既にクウェート国旗が街中にはためいているクウェートですが、この解放記念日には、クウェート市民が旗を振る姿を見ることができます。
湾岸諸国では唯一、現代戦に巻き込まれた国となったクウェート。この湾岸戦争をきっかけに、クウェートでもナショナリズムが高まりを見せるようになりました。そのこともあり、クウェート解放記念日は、イラクによる占領時代を乗り越えたクウェート人としてのプライドが最高潮に達する日とも言えます。

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